2025.07.07

CARS

見た目も中身も何もかもが新しい! プジョーの最先端SUV「3008」が400万円台で登場

新しいスタイリング、新しいプラットフォーム、新しいマイルド・ハイブリッドと、何もかもを一新したプジョー3008が上陸。

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これからのプジョーの顔


3008の新しさは、その顔つきからもひと目で理解できる。現行のプジョー208や308、408との共通性を感じさせながらも、フラットな今どきの中央のエンブレムに対して、ぎゅっと焦点が定まっていくような、不思議な造形になっているからだ。

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具体的には、細長い左右ヘッドライトを黒いストライプで結び、そのライト内部とすぐ下にプジョーのアイデンティティとなるライオンの三本の爪を模したLEDデイタイム・ライトを配置。

そしていちばん目につくマスク中央部に向けて、グラデーション状にフレームのない緻密なグリッド・パターンを細かく刻んでいるのである。



この従来からの三本爪と、新たなグリッドの組み合わせが、今後のプジョーの顔となっていくのだろう。



サイド・ビューもまた新鮮さがある。プジョーとして初となるウインドウ・モールが表から見えないような設計をはじめ、緩やかに下がるクーペのようなスタイルのルーフ・ラインと対照的な、とびきりシャープなリア・クォーター・ガラス部の造形など、408のスタリングをさらに一段階進めたような印象を受ける。



また、前後ドアを貫くストレートなプレス・ラインや、樹脂サイド・モールの形状を工夫することで、車体下部の厚みを薄めることに成功している。



なお、3008が装着する19インチ・ホイールの名称はなんと“YARI(槍)”なのだそうだ。命名の由来になったのは長野・北アルプスの槍ヶ岳。日本固有の名称を車体色などに用いる手法はジャガー・ランドローバー・グループなども行っていたが、3008のスポークの光沢は、確かに鋭い槍の先をイメージさせる。

外観同様に変化が大きな内装


先代の3008に対し、顔つきとともに大きく変わったのはインテリアの印象だろう。従来はセンターの液晶パネルとドライバー正面の液晶メーター・ユニットは分離していたが、新型は21インチのパノラミック・スクリーンを採用することで両者を一体化している。



いっぽうステアリング・ホイールの上からメーターを視認する、近代プジョーの“i-Cockpit”コンセプトは踏襲しており、ステアリングは小径で、しかも先代よりさらに上下方向が狭い楕円形となっている。



現行プジョーはすべてこの仕立てなので選択の余地はないのだが、好みが分かれる部分にはなるだろう。



センター・コンソールも左右非対称とし、かつ助手席側と運転席側に段差を設ける造形はやはり先代3008を踏襲するが、より複雑かつシャープな仕上がりになっている。



特に助手席側から大胆なまでに斜めにセンター・コンソールへと繋がる造形と、そこに配置されるアナログのスイッチなどは、正直、質感もセンスもステランティス・グループ内で上位のプレミアム・セグメントに位置するはずのDSシリーズにも負けていないな、と思った。

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