2025.10.11

LIFESTYLE

築28年ですっぽりと森に飲み込まれた建築家の自邸 夫はポルシェ、妻はカングー 愛車が大活躍する素敵な田舎暮らし 

梶原邸が完成したのは1997年。家の完成時は周りに大きな木がなかったが、あっという間に森の中の一軒家のようになってしまった。

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栃木県那珂川町で大自然とクルマのある生活を満喫する梶原良成さん、紀子さんご夫妻。良成さんは、田舎でののんびりとした暮らしに憧れ、28年前に栃木県にある“美しい村”に家族のための一軒家を建てた建築家だ。そんな梶原家の日々の生活に、やっぱりクルマは欠かせない。果たしてその生活とは? ご存知デザイン・プロデューサーのジョースズキ氏がリポートする。

あっという間に森の中の一軒家

豊かな自然が残り、「日本で最も美しい村」連合に加盟している栃木県那珂川町の小砂(こいさご)地区に、建築家の梶原良成さん(65歳)と、近くで美術館を運営する紀子さん夫妻一家の家は建っている。梶原邸が完成したのは、1997年のこと。そんな古い建物とは思えない、斬新なデザインだ。敷地は緩やかな坂を上った先で、見上げるような高い木々に囲まれている。この家の完成時は周りに大きな木がなかったが、あっという間に森の中の一軒家のようになってしまったそうだ。

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敷地の南側からの景色。左手の西に向かって下がっていく斜面に建っている。木々に囲まれた森の中の一軒家の雰囲気。

「当時は東京で暮らしていて、もう一つの拠点ができたらいいな、との思いから土地を探しました。田舎暮らしの情報雑誌を頼りに、多くのエリアを探したものです。小砂は別荘地でもなければ観光地でもなく、のんびりした空気が流れています。古くからの住人が固まって集落を作っているのではなく、家が点在しその周りに田畑がある土地で。全く縁もゆかりもありませんでしたが、ここなら外からの人間でも暮らしやすいのでは、と決めました」

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