2025.10.07

CARS

過去イチのカワイイ系ロールス・ロイスかも!? 愛犬への思いが込められた「スペクター・ベイリー」の仕立てとは

これぞ究極のお犬様仕様!? 愛犬の名が付けられたロールス・ロイス・スペクター。

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ロールス・ロイスの新たなビスポークモデル「スペクター・ベイリー」は、長年にわたりロールスに乗り続けているアメリカの顧客が、愛犬をモチーフにオーダーしたチャーミングな一台だ。

愛犬の名が付けられたワン! ダフルなロールス


このスペクターのサブ・ネームは、ラブラドール・レトリーバーとゴールデン・レトリーバーのミックスであるオーナーの愛犬から取られたもの。



そのベイリーの姿が、左右後席の間にあるウォーターフォールに描かれているのだが、これはペイントではなく、なんと寄木細工なのだとか。



180ピース以上を組み合わせたそれは、人工的な着色を施さない、木材の自然な色と模様を生かしている。そのためロールスは、これまでが使用したことのないウッドも導入。



舌の部分だけでも、パープルハート/チューリップウッド/ロウロ・ファイア/梨と、初採用の材質が4種類用いられたた。



最終的に合計9種類、22色で表現されたベイリーは、じつにリアルでありながら温かみを感じさせる。



インテリアは、モカシンと明るいクリーム色のレザーに、ダーク・スパイスとキャスデン・タンのアクセントを加え、ベイリーの毛並みを表現。ウッドパネルは、ハイグロス・ロイヤル・ウォールナットだ。ダッシュボードの助手席側や、ローズゴールドの専用トレッドプレートには、ベイリーの足跡が図案化されている。



この足形模様はコーチ・ラインにも組み込まれ、スピリット・オブ・エクスタシーに合わせたローズ・ゴールドで描かれる。



デュオ・トーンのメインとなるカラーは、ふんわりしたベイリーの耳の毛並みにインスパイアされた色合いで、その名もビューティフル・ベイリー。

いっぽうルーフやボンネットはややトーンを落とした色味で、どちらも光の当たり具合で輝きの変わるクリスタル・フュージョン仕上げが施されている。



色使いからディテールまで、飼い主の愛を存分に主張する、かわいらしい仕上がりのスペクター・ベイリー。



お値段はおそらくかわいくない金額だろうが、愛犬への想いはプライスレス、なのだろう。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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