2026.01.14

CARS

反モリゾウ派がクーデター!?【東京オートサロン2026】トークのテーマはなんと“喧嘩”

ユーモアを交えつつモリゾウだけのワンマン・イメージを払拭か!?

全ての画像を見る
東京オートサロン2026でトヨタが展開したGRとダイハツのブースでは、モリゾウこと豊田章男会長を巡る三番勝負を謳い、無礼講で過激なトークが展開された。

事前の噂話から2人乗りスポーツカー、MR2の復活が期待されたのだが……


まずは子会社であるダイハツとの親子喧嘩として、カスタマイズ対決を実施。

advertisement






GRブースに隣接するダイハツ・ブースに、軽トラックのハイゼットをベースとした2台が展示され、来場者の人気投票で雌雄を決することが発表された。





その中では、『認証不正』などという、公の場であまり口にしたくないだろうフレーズが司会者の口からサラッと出てきたり、ベース車両の提供を渋るダイハツに、豊田会長がスズキ車の使用を匂わせたエピソードが明かされたりと、東京オートサロンならではの自由な空気が感じられるものとなった。





続いたのは、レース部門の再編成に関する話題だったが、これを豊田会長と中嶋裕樹副社長の社内抗争という構図で紹介。従来のトヨタ。ガズー・レーシング(TGR)を“ガズー・レーシング(GR)”、TGRヨーロッパを“トヨタ・レーシング”と改称し、GRがWRCやスーパーGT、スーパー・フォーミュラなど、トヨタ・レーシングがWECなどを担当することが発表された。



トヨタ・レーシング会長を務める中嶋副社長は、モリゾウ抜きでのル・マン制覇をぶち上げ、優勝トロフィーを叩きつけてやる、と鼻息荒く意気込みを述べた。

最後はカスタム対決。豊田会長曰く、前のふたつは売られた喧嘩だが、これは売った喧嘩だとか。相手はモリゾウに対抗しジャイアーノを名乗る中嶋副社長で、カスタマイズの素材は北米生産のカムリ。





日本導入は検討中とされてきた車種だが、決定を実質的に発表したと考えていいだろう。



技術畑出身のジャイアーノこと中嶋副社長は、モリゾウがいようがいまいがいいクルマを作りたいエンジニアがトヨタには多い、と対抗。それぞれのチームが仕上げたカムリを、6月に開催されるスーパー耐久・富士24時間の会場で公開し、人気投票を実施するという。



これまで、変革を主導する豊田会長のリーダーシップを前面にアピールしてきたトヨタだが、モリゾウ・カラー一色と見なされることに、豊田会長本人も含め社内では危機感があったのではないか。今回の対決形式のトークは、ユーモアを交えつつワンマン・イメージを払拭しようという意図を、広く伝えることができたのではないだろうか。



ジャパンモビリティショーでは登場しなかったGRブランドで出展したことだけでなく、コンテンツもイベントの性格に応じてうまく使い分けた印象が強く残ったトヨタのブースだった。

文=関 耕一郎 写真=ENGINE編集部/トヨタ

(ENGINE Webオリジナル)

advertisement



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement