2020.04.26

CARS

ロータス・エリーゼとアルファ・ロメオ4Cにも改めて乗ってみた エリーゼの熟成ぶりに驚く!

価格に驚いたアルファの4C

大井 アルファの4Cが出た時、ドライカーボンのセンター・バスタブをもったクルマがよもや800万円で登場するとは思わなかった。


齋藤 登場前にはベース・モデルを5万ユーロぐらいで販売するって豪語してたよ、FCAは。実際には少し高くなったけどね。今回のクルマ、4Cスパイダー・イタリアというモデルは15台の限定で価格は1100万円超え。あれやこれやと装備が加わっている特別仕様。ベースがスポーツ・パック付きということもある。でも、標準サスペンションの素のモデルはクーペもスパイダーも車両価格は税込み865万円で今も買える。輸送費と予備検代で11万円加わるから876万円というべきかな。ダラーラのところでも触れたけれど、フロント・セクションまで一体のドライカーボン製センター・バスタブ、この応力担体として核となる部分はダラーラ・アウトモビリの強力を得て開発されたものだったわけ。真空釜で焼いたのはイタリアのアドラー・プラスティックという会社。ラフェラーリのセンター・モノコックもここで焼いてた。それをモデナのマセラティの工場へ運んで、アルミ製のリア・エクステンションとジグ上で結合して、アルファからやってくるパワートレイン載せたり、脚を組み込んだりして、最終艤装まで含めて行なったわけだよね。アルファのツナギを着た人たちがさ。




大井 めっちゃ本格的。知れば知るほど驚きの価格だよね。常識を覆された感じがする。やればできるんじゃん、って思わざるをえない。


齋藤 どう考えても量産市販車の作り方じゃない。ヨーロッパでは製造方法以上に、動力性能に比例して価格が決まる傾向が強いから、日本にいる僕らの受け取り方とは少し感覚が違うんでしょうね。ちなみに、4Cのエンジンはターボ過給を施した1742㏄の直噴直4で、最高出力は240㎰。最大トルクはかなり大きくて、35.7kgmに達します。変速機はFCAが独自開発した自社製のデュアルクラッチ式6段自動MTのみが組み合わされている。車両重量はこの仕様で1060㎏。



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