2021.11.03

CARS

キャンプでも日常使いでも大人気!! ランドローバー・ディフェンダーを語り尽くす!


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村上 今回のHOT100では、ほかにもイギリス車が上位を占める結果になった。そこでディフェンダーを軸に英国車の人気についても議論したいと思います。皆さんには70年ぶりの初のモデルチェンジを受けて生まれ変わった新型ディフェンダー3台に乗っていただきました。



塩見 モデルチェンジとはいえ、新型はまるっきり別物です。受け継いだのは名前だけ。それといくつかのデザイン・モチーフのみと言っていい。まったく新しいクルマが誕生したと考えた方が正確でしょう。

村上 塩見さんの場合は分かるけど、高平さんの高評価の理由は?

高平 もともとディフェンダーというかランドローバー贔屓なんですよ。私の世代は昭和のクロカンブームの洗礼を受けている上に、昔はWRC取材で世界の僻地に行ってたから、ディフェンダーには世界中の奥地で文字通りお世話になってきた。スコットランドの森の中で泥の林道にスタックしてしまったレンタカーを、フォレスト・レンジャーのディフェンダーに引っ張り出してもらったこともある。荘園を優雅に流しているレンジローバーだけではなく、本当に過酷な現場で働くワークホースとしてのディフェンダーを見てきたから、尊敬の念が刷り込まれているんです。ただ、そんなオッサンからすると、新型はあまりにもアニメ調でゲーム・キャラクターみたいで当初は抵抗があったけど。





塩見 コンセプト・モデルのようですよね。ディフェンダーに先んじてモデルチェンジしたメルセデス・ベンツGクラスとジープ・ラングラーの新型が姿形をできるだけ変えない道を選んだのに対して、ランドローバーは大胆な冒険をした。歴史の長いモデルは変えないほうが手堅く安全ですが、ディフェンダーはフローティング・ピラーやアルパイン・ウィンドウ、実際には飾りのボンネットのステップなど伝統的な要素をちりばめつつも新しい形に挑戦した。その姿勢にも惹かれました。

まるでトラックを運転しているようだった

村上 僕は前のディフェンダーの経験はあまりないけれど、もう20年近く前に乗った時には何というか、普通のクルマとは思えず驚いた。正直言ってまるでトラックを運転している気分だった。

塩見 誤解を恐れずに言えばキャンターやエルフのほうがもっと洗練されています。僕は以前のモデルに特に思い入れがない。理念は理解しますが、日々乗るには辛すぎます。



高平 私はだいぶ乗っています。ナミビアで一週間走ったこともある。確かに一日中ディフェンダーに乗ると、腕も脚もジンジンしびれてしまう。延々とラフロードを走るような状況がない日本ではそんな使い方を想像するのが難しい。

村上 お二人はまったく違う方向から新しいディフェンダーに接して、でも、ともに評価しているというわけですね。とはいえ、従来のディフェンダーはイギリスの独善性と言うか、独特の個性を備えたクルマだった。有名なフェスティバルが行われるグッドウッドを見ても、貴族の荘園は野を越え山を越えて広がる原野だものね。そういう背景があって生まれたクルマだったわけですよね。




塩見 1948年の最初のランドローバーは、その姿も含めジープに多大な影響を受けています。それが長い歴史の中で英国風の進化を遂げ、途中から高級なレンジローバーやほかのモデルが加わり、そういうすべての経験の上に生まれたのが新型ディフェンダーと言えるでしょう。

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