2021.12.02

CARS

ランボルギーニ・ウラカンSTOに富士スピードウェイで乗る! フィナーレを飾るにふさわしい完成度だ!!


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フロント部分はボンネット、フェンダー、バンパーが一体成型されたカーボン製コンポーネントとなっており、その上部にはラジエターの冷却効率を上げるとともにダウンフォースを発生させるための巨大なエアダクトの穴が口を開ける。ウィンド・スクリーンはウラカン・ペルフォルマンテより20%軽いものに換装され、続くルーフ後端にはレーシング・カーさながらのシュノーケルが取り付けられている。ここから取り入れた大量のエアでリア・ボンネット内部の空冷効率を上げる仕組みだ。



一方、リアに目を移すと、ひときわ目を引くのが、2枚の翼板を持つ巨大なウィングである。上部の翼板は3段階で角度を変えられるようになっており、一番角度を付けた時には時速280km時に420kgのダウンフォースを得ることができるという。ちなみに、この日の試乗車はその一番高い角度に調整されていた。

20インチのホイールはマグネシウム製でタイヤは専用開発のブリヂストン・ポテンザ。いずれも公道使用可能なスポーツとレースのふたつの仕様が用意されるが、この日はスポーツの方を履いていた。カーボン・セラミック製ブレーキはF1のテクノロジーを使ってさらに耐熱性を4倍まで向上させるとともに、専用ブレーキ冷却システムの導入により冷却効率も60%向上しているという。



ボディ全体の75%以上をカーボン化するなどした結果、乾燥重量はペルフォルマンテより43kg軽量化され、空力効率も37%向上しているのだとか。驚いたのは参考値として明らかにされたデイトナ・レースウェイでのラップタイムで、ペルフォルマンテの1分51秒80に対して、STOは1分48秒86と3秒近くも速くなっているというのだ。これはいずれも公道仕様のタイヤでのもの。一方、スリック・タイヤを履いたGT3EVOのタイムが1分46秒40というから、タイヤが同じ条件だったらひょっとして、と思えたのは、実際に乗ってみて、あまりに速く、そして安定しているのに呆気にとられたからだ。

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