2022.05.21

LIFESTYLE

コンクリートの建物の中に木造3階建ての家が入ってる!!!! 外観からは想像できないユニークな構造の家が誕生した理由が面白い!

神田篤宏さん、佐野ももさん設計による桜の大木がある家

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東京世田谷区の住宅地に建つユニークな一軒家。敷地内には、まるで建物と一体化したかのような桜の大木がそびえ立っていた。雑誌『エンジン』の人気企画「マイカー&マイハウス クルマと暮らす理想の住まいを求めて」。今回は桜の大木から始まった家づくりのエピソードが素敵な家のストーリー。デザイン・プロデューサーのジョースズキ氏がリポートする。

建築家を悩ませた巨大なクルマ

敷地の桜が美しく咲いている、東京都世田谷区の山田直記さん(45歳)一家のお宅。家が建つ交差点は、駅から随分と離れた住宅街にあるが、心なしか人通りが多い。人に幸せを与える桜の木は、街の景色の一部であり共有財産なのだ。それにしても見事な桜である。幹は太く、高さは隣の母屋を遥かに凌いでいる。この家を設計したのは、建築事務所「コンマ」を夫婦で主宰する、神田篤宏ひろさんと佐野ももさん。山田家と神田家は、お子さんが幼稚園で同級生だった頃からの「パパ友・ママ友」である。

2つの家族が出会ったのは10年ほど前。当初から山田さんは、神田さん夫妻と自邸の設計の話をしてきた。当時はマンション住まいだった山田家。家作りの条件は、所有している通称「60」のトヨタ・ランドクルーザーが納まるビルト・イン・ガレージがあること(去年、後期型から1987年製の前期型に買い替えた)。キャンプをするため、形が気に入って手に入れたランクルは、80年代のクルマで錆が出やすく、愛車保護のためにガレージは絶対条件なのだ。もっともこの巨大なクルマが、建築家を悩ませもした。





山田さんは土地を探してきては神田さんに相談。家のプランを作ってから土地が取得できるかを問い合わせるので、誰かに先を越されたことも。プランが日の目を見ることなく終わってしまうことも数度で、土地探しは困難を極めた。親しい間柄でなければ、こうしたやり方は、まずできないだろう。

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