2022.12.05

CARS

「4リッター水平対向6気筒NAエンジンはいつ絶版になっても不思議じゃない! by 国沢光宏」自動車評論家42人が選んだ「いま買っておきたいクルマ」2022年の総合第4位は、ポルシェのあのモデル!!

次期718シリーズのピュアEV化は不可避か!?

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NAフラット6&6段MTの組み合わせは、もはや動く芸術品

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最近再び全日本ラリーに参戦している清水和夫さん曰く「ケイマンGTS4.0は911カレラの廉価版だと思っていたが、新型はミッドシップという駆動方式をいかしてとても乗りやすい。しかもエンジンは自然吸気のフラット6。官能的なエンジンフィールに酔いしれ、リア・サスペンションの接地性は進化している」。藤原よしおさんは6段MTを選べることについて「奥深くクセがないシャシーとNAフラット6&6段MTの組み合わせは、もはや動く芸術品の領域」と絶賛。

村上編集長とシャシー・フェチである(笑)上田純一郎さんという編集サイドの2人もケイマンを高く評価している。なかでもポルシェ通である村上編集長は「いま、これに乗らずして何に乗る、と絶叫したくなるくらい欲しい1台」。上田さんの場合「シャシー・フェチだがこのエンジンは別腹。音もフィールもかつての空冷時代風な上に、MTなら自在に調律も可能。速さや効率を考えれば過給しない手はないのに、あえての自然吸気復帰を評価」。

1位にした私の評価理由だけれど、ポルシェ911と同等以上の性能と乗り味のクルマを魅力的な価格で買えることをもって「素晴らしい」と考えます。純粋な楽しさやハンドリング、性能、価格などを考えたらケイマンGTSは世界一レベルが高いと思う。そして4リッター水平対向6気筒エンジンは今や希少、というか絶滅危惧種であり、いつ絶版になっても不思議じゃありません。420馬力で293km/hというパフォーマンス、文句なしです!

「ポルシェ718ケイマンGTS4.0」全長×全幅×全高=4455×1825×1270mm。ホイールベース=2484mm。車両重量=1450kg(GTS4.0/MT)。ミドシップに搭載される4リッター自然吸気フラット6は最高出力420ps/7600rpm、最大トルク420Nm/5000~6800rpmを発生、6段MTないし7段PDKを介し、後輪を駆動する。車両本体価格=1152万円~。

文=国沢光宏

ポルシェ718ケイマンGTS4.0&GT4にはこの14人が投票! 240点を獲得!!
河村康彦20pt+国沢光宏20pt+竹岡圭20pt+飯田裕子19pt+石井昌道19pt+清水和夫19pt+藤原よしお19pt+編集部村上19pt+編集部上田18pt+山田弘樹18pt+藤野太一17pt+編集部新井13pt+桂伸一12pt+高平高輝7pt(合計240pt)

718ケイマンGTS4.0&GT4に投票した自動車評論家の「マイホット20」はこちらでチェック!
◆国沢光宏が投票した20台「最後の純エンジン車として選んだ」
◆河村康彦が投票した20台「ストレスなく共に暮らしていけるか?」
◆高平高輝が投票した20台「考えすぎるな、大事なのはあなたの直感!」

◆自動車評論家42人が投票で選んだ「いま買って乗っておきたいクルマ」 5位はこのクルマ!

▶「ポルシェのおすすめ記事」をもっと見る

(ENGINE2022年9・10月号)

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