2022.12.20

CARS

「これぞまさに男のスポーツカー!」アストン・マーティン・ヴァンティッジF1エディションは、洗練された大人の男が似合う!【男なら一度はこんなスポーツカーに乗ってみたい!その3】

アストン・マーティン・ヴァンティッジF1エディション

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FRのプロポーション

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村上 FRスポーツカーならではのノーズの長いシルエットは素敵だよね。ミドシップではああいうふうにはならない。アストン・マーティンはやっぱりカッコイイ。スポーツカーの理想のプロポーションだと思う。

渡辺 5台のなかで一番トラッドな形状ですよね。

村上 それなのに乗ってみると、結構荒っぽくて、バルキーというか、野蛮さを感じる。その野蛮さがだんだん洗練されてきて、いまミディアム・レアな感じだと思う。

荒井 なるほど。そういう野蛮さも含めて、オレはこれがいいんだよねという感じですね。大人な感じ。

村上 そう。イギリス人ってそういうところがある。サビルロウの素敵なスーツを着ているんだけど、裏地は真っ赤とか。そういうエキセントリックなところを内に秘めている。

島下 雨のなかでもオープンカーの屋根を開けて乗り続けるとか。

村上 意固地なエキセントリックさが好きという人がいて、それをアストン・マーティンはちゃんと持っている。



渡辺 F1エディションというのも、ちょっとジョークのきつい感じが、なんともイギリスっぽい。

島下 とはいえ、アストン・マーティンもどんどん変わっていくんでしょうね。英国気質みたいなものと、F1をやったりハイパーカーを出したり。クルマがこれだけ良くなると、アストン・マーティンの今後が楽しみになってきます。

荒井 F1は来年、アロンソが乗るんでしょう?

島下 資本がついておカネがありますから、施設はどんどん良くなっているみたいです。人もどんどん集まってくる。正直、えっ? と思ったのはこのクルマでした。こんなにいいクルマになったのかと。

村上 ほかの4台に比べてバルクヘッドが高いのには、びっくりした。ダッシュボードのカタチ、ステアリングのカタチ、スイッチの並び方など、なかなか個性的だよね。

渡辺 トラッドなDBシリーズがあるからヴァンティッジは思い切ったことができるんだと思う。

シート、ドア、センター・コンソールなどの差し色やステッチはライムグリーン以外に3色から選べる。

島下 これはちゃんと服装に気を使って乗って欲しいですね。

荒井 そうそう。

島下 箱根に乗ってくるぐらいでもちゃんとして欲しい。やっぱり、降りて来たときにカッコイイと思ってもらわないと。

渡辺 今日のなかではアストン・マーティンとマセラティは別ですよね。

村上 ザ・スポーツカーというカタチがいい。これぞスポーツカー。

島下 オトコの感じがしますよね。

荒井 ちょっとオイルの匂いがする。

島下 だからこそ、女性が乗っていてもめちゃくちゃカッコイイ。

荒井 ギャップ萌えか。

語る人=島下泰久+渡辺敏史+村上 政(ENGINE編集長)+荒井寿彦(ENGINE編集部/まとめ) 写真=茂呂幸正

■アストン・マーティン・ヴァンティッジF1エディション
駆動方式 フロント縦置きエンジン後輪駆動
全長×全幅×全高 4465×1952×1274mm
ホイールベース 2704mm
車両重量 1500kg
エンジン V型8気筒DOHCツインターボ
排気量 3982cc
最高出力 535ps/6000rpm
最大トルク 685Nm/2000~5000rpm
変速機 8段AT
サスペンション 前 ダブルウィッシュボーン/コイル
サスペンション 後 マルチリンク/コイル
ブレーキ 前&後 通気冷却式ディスク
タイヤ 前/後 225/35ZR21 295/30ZR21
車両本体価格 2640万円



(ENGINE2022年12月号)

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