2022.12.22

CARS

キレッキレのエンジンを回して、回して、回す快感! 内燃エンジン・スポーツカー万歳!! 男なら一度はこんなスポーツカーに乗ってみたい【エピローグ】

ポルシェ718ケイマンGT4RS、ポルシェ911GT3、アストン・マーティン・ヴァンティッジF1エディション、マセラティMC20、シボレー・コルベットの重量級5台にイッキ乗り!

全ての画像を見る
100年に一度の大変革期だからこそ、いま目の前にあるスポーツカーを味わい尽くしたい! クルマ好きなら、やっぱりスポーツカーに乗りたい! 軽量級に続いて「スポーツカー愛を叫ぶ」シリーズの第二弾。最高出力500ps以上! ポルシェ718ケイマンGT4RS、ポルシェ911GT3、アストン・マーティン・ヴァンティッジF1エディション、マセラティMC20、シボレー・コルベットの重量級5台に、モータージャーナリストの島下泰久、渡辺敏史と、エンジン編集部の村上と荒井が試乗して、愛を叫んできた。内燃機関のみを搭載した恐竜たちは絶滅危惧種だからこそ輝く! 今回はシリーズの締めくくりとして【エピローグ】をお送りする。

advertisement


いまこそ内燃エンジンのスポーツカーに乗る意味がある

村上 やっぱり今回の5台に乗って思うのは、ダイバーシティじゃないけど、こんなに多様性があるということだと思う。クルマ好きにとっては百花繚乱のスポーツカーを味わえるいい時代なんだなと思った。



荒井 自動車って昔からお国柄の違いを言われてきたけど、いまもずっとそうなんだと思った。ポルシェ2台に乗ればドイツのキチッとしたところを感じるし、アストン・マーティンにはジョンブル魂があるし、マセラティにはイタリアの伊達を感じるし、コルベットにはアメリカの自由がある。

島下 大衆車ではない、広くあまねくという商品ではないから、それがなおのこと出る。面白いですね。

渡辺 このクルマはなんでこんなことになっているんだろう? と思ったときに生産国をたどると合点がいくことが多い。

村上 そうだよね。ポルシェは精緻な機械を作り続けてここまで来ましたという感じがする。


・その1 ポルシェ718ケイマンGT4RS「まるで街中がピットロード!」

▶「ポルシェのおすすめ記事」をもっと見る

島下 輸入車に感じるその喜びが大衆車よりスポーツカーの方が濃い。

渡辺 たしかにプジョー308とVWゴルフで明確なフランスとドイツの違いがあるか? と聞かれたら、答えにくい。それに比べるとスポーツカーのご当地感はすごい。

村上 スポーツカーはいいよね。「やっぱり、スポーツカーが好き!」という特集のタイトルを付けたけれど、結局クルマ好きはそこにいくと思う。クルマのクルマたる所以みたいなものを最も具現化しているのが、スポーツカーなんだと思う。もちろん、モノがたくさん積めるとか、好きなときに好きなところに行けるとか、人が大勢乗れるといったところもクルマの良さかもしれない。でも、クルマ自体の面白さを突き詰めていくと、やっぱりスポーツカーになっていくんだと、いつも思う。


・その2 ポルシェ911GT3「GT3の4リッター・フラット6がNAエンジンのひとつの頂点にいるのは間違いない!」

▶「ポルシェのおすすめ記事」をもっと見る

荒井 ドライバーとクルマの関係が密接なんだよね。

渡辺 コール&レスポンスの気持ち良さ。GT4RSのPDKなんて、拍手ボタンみたい。パンパンパン!

島下 今日の5台は内燃機関のみのスポーツカーだった。エンジンがあんなに回る快感。それはモーターにはない。たとえばGT3のフラット6は、ものすごくトルクが太いわけじゃない。回して、回して、回す。それがどれほど気持ちいいものなのかということを、改めて感じました。

荒井 だから、いまこそエンジンのクルマに乗る意味があるよね。


・その3 アストン・マーティン・ヴァンティッジF1エディション「これぞまさに男のスポーツカー!」

島下 そして、エンジンのクルマを選べるんだったら、ある種クセのあるものに乗るという価値は、やっぱりあるなというのを実感しました。今日の5台は、性格がそれぞれ違うけれど、内燃エンジン・スポーツカーのひとつの極みがある。

村上 その通りだね。どれも血湧き肉躍るというか、アドレナリンが出まくってヘトヘトになるんだけど、ああ良かったなあって思う。


・その4 マセラティMC20「イタリア大好きの洒落者ならこのスポーツカー!」

島下 打てば響く何かにずっと対峙しているんだから、疲れるのは当たり前ですよね。でも単に疲れるんじゃなくて、心地よい疲労感がある。

村上 ヘトヘトになるまで走ればクルマのこともよくわかる。来年、還暦ですけどヘトヘトになるまで走り続けたいと思いました。

語る人=島下泰久+渡辺敏史+村上 政(ENGINE編集長)+荒井寿彦(ENGINE編集部/まとめ)

◆男なら一度はこんなスポーツカーに乗ってみたい! その1からその5はコチラ
・その1 ポルシェ718ケイマンGT4RS「まるで街中がピットロード!」
・その2 ポルシェ911GT3「GT3の4リッター・フラット6がNAエンジンのひとつの頂点にいるのは間違いない!」
・その3 アストン・マーティン・ヴァンティッジF1エディション「これぞまさに男のスポーツカー!」
・その4 マセラティMC20「イタリア大好きの洒落者ならこのスポーツカー!」
・その5 シボレー・コルベット「おじさんたちのトップガン!」



(ENGINE2022年12月号)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement