2023.08.31

CARS

タレントのラッシャー板前さん、9万円で譲ってもらった人生最初のマイカーの日産ローレルは、ド派手な色の土禁車だった!!

ラッシャー板前さんと愛車のレクサスNX

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くうねるあそぶ


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その後、たけし軍団のメンバーとしてメディアに出るようになったラッシャーさん、おにぎりのコマーシャル出演料で初めての新車を買う。

「日産セフィーロです。井上陽水さんが“みなさ~ん、お元気ですかあ”と叫ぶCMを見て、いいなあと思いました。糸井重里さんの“くうねるあそぶ。”というコピーもオシャレに感じました」

23歳で手に入れた初めての新車。すごくワクワクして暇さえあればドライブに行ったという。


ラッシャー板前 1963年千葉県生まれ。20歳でビートたけしに弟子入り。バラエティ番組、ドラマ、ラジオ、コマーシャルなどで活躍。近年はリポーターとしての仕事が多く、朝日放送テレビ制作の『朝だ!生です旅サラダ』では25年間、放送回数としては1000回以上、日本全国の美味しいものを現地からナマ中継していた。

セフィーロが最初の車検を迎える頃、ラッシャーさんの心を動かしたクルマが登場した。日産レパードJフェリーである。

「いやあ、カッコイイなあと思いました。ボディ・カラーはシャンペン・ゴールドで内装はレザーでした。僕にとっては素敵な高級車でしたけれど、周りには不評でした。師匠は“なんだこれ? メガネ・ケースみたいだな”って。でもJフェリーの後席には何度か乗ってくれましたよ」

仕事も順調に進んだのだろう。ラッシャーさんはいよいよメルセデス・ベンツの購入を検討する。

「まず思ったのは、僕がベンツ乗っていいもんかなあ? ということです。セダンは身の丈に合わないし、スポーツ・タイプは似合わないんじゃないか?」

そうだ、ステーションワゴンにしようとE320(S124型)のワゴンを新車で購入する。ラッシャーさん、28歳のときである。

「シルバーのベンツでした。本当に良かったです。なんというか、料理で言ったらコクがある感じ。味に深みがある。やっぱりベンツは全然違うなと思いました」

その後、S210、S211と新型Eクラスが出ると乗り換えてきた。

「でも、最初のやつが一番好きです。4灯ヘッドライトになったら、なんだか軽くなっちゃって。ドアの閉まる音とかも全然違うし。寂しい感じがしましたねえ」

即決のレクサスNX

メルセデス・ベンツのワゴンから現在のレクサスNXに乗り換えたのは5年前だという。

「レクサスいいよお、という声をたくさん耳にしたんです。今度乗るんだったらSUVがいいなと思って、目黒のレクサス・ショールームにカミさんと行ったんです」



目の前のレクサスNXを見て、久しぶりに胸がドキドキしたという。

「こいつはオレを呼んでいると思いました。カミさんが反対するかな? と思ったんですけど、カミさんも“いいなあ、これ”って言うんですよ。即決で“いただきます!”って言いました」

いまもレクサスNXはとても気に入っていて、乗り換えるつもりはまったくないという。

「見晴らしがいいから運転しやすいし、レクサスのコンシェルジュ・サービスも凄いですよね。たまに男の人が出てガッカリしますけど(笑)」

娘さんが免許を取り、NXのなかでの会話も増えたとラッシャーさんは嬉しそうに話す。年に一度は家族みんなで旅行に出かけるそうだ。

「僕にとってクルマは刺激を与えてくれるものですね。仕事を頑張ったご褒美でもある。娘との会話も増えたし、家族旅行もクルマがあるからこそだと思うんです」

さて、日本全国津々浦々で美味しいものをリポートしてきたラッシャーさんに感動したものを3つ挙げてもらった。

「青森八戸前沖サバ。あぶらののったシメサバが最高です。福井の若狭ガレイ一夜干し。肉厚で素晴らしいです。あと、僕が毎日食べているのは埼玉秩父の“しゃくしな漬け”です。野沢菜みたいな感じなんですけどメチャクチャ美味しい」

クルマ旅の候補にいかがだろうか。

自分は美味しいランチで一杯やり、宿までの運転は娘さんがする家族旅行が大好きだというラッシャーさん。

ラッシャーさんの温かい人柄、そしてクルマと家族の幸せな関係を感じ、ほのぼのとした気持ちになったインタビューだった。

文=荒井寿彦(ENGINE編集部) 写真=筒井義昭 スタイリング=鈴木かづ美 ヘアメイク=中山芽美

ラッシャー板前
1963年千葉県生まれ。20歳でビートたけしに弟子入り。バラエティ番組、ドラマ、ラジオ、コマーシャルなどで活躍。近年はリポーターとしての仕事が多く、朝日放送テレビ制作の『朝だ!生です旅サラダ』では25年間、放送回数としては1000回以上、日本全国の美味しいものを現地からナマ中継していた。

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(ENGINE2023年9・10月号)

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