2023.10.14

CARS

「選ぶのは、最後に取っておきたい面白いエンジン車だ!」 自動車評論家がいま本当に欲しいクルマを選ぶ! 佐野弘宗の第1位は男らしいあのスポーツカー

10位 スズキ・ジムニー(シエラ含む)

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本物メカを軽サイズに凝縮したところが。「ボンサイ」文化の日本らしい。小型軽量なのにタイヤ径や地上高は大型車と同等。走破性はある意味、世界一。

9位 ルノー・カングー


おなじみのバカンスの本場がつくったバンの最新作。もともと定評あった走りは、新プラットフォームでさらに路面に吸いつく。そこだけはライバルも圧倒。

8位 ジープ・ラングラー(PHEV含む)


世界で最もマニアックなSUVのラングラーでも、とくに超マニアックなグラディエーターのアンバランスな超ロング・ボディは変態的でたまりません。

7位 トヨタ・ランドクルーザー


世界的に有名な日本車は数あれど、ランクルのように世界中から「これがないと生きていけない」といわれる誇り高き日本車はそう多くはないでしょう。

6位 メルセデスAMG EQS 53 4マティック+


エンジンでは絶対不可能なスタイルから車両感覚、全面ガラスのインパネは新鮮そのもの。前後モーターと四輪操舵による走りはゾクゾクするほど新しい。

5位 ルノー・メガーヌRS


じっくり乗ると「生きた道で鍛えられた」ことが如実。とにかく公道でもゴリゴリに楽しい。後継機種が存在しないことも明らかとなり、愛おしさも倍増。

4位 ホンダ・シビック(タイプR含む)


世界一速いFFであると同時に、エンジン、ギアボックス、フロントサス、可変ダンパーなどの要素技術は3世代目。その走りは熟成感がかおる大人の味。

3位 ケータハム・セブン(170、480含む)


とにかく簡素で軽いから、走ればすこぶる楽しい。なのに、燃費は良くてタイヤも減らないし、雨の日は乗りたくならないから、たまに走るだけで大満足。「走るシーラカンス」のような古い設計だが、これぞ現代にぴったりのエコスポーツカーなのかも。

2位 アルピーヌA110(GT、S、R含む)


アマチュアが運転しても、もしかしたらFRより振り回しやすいミッドシップ。とにかく素直に曲がって、アクセルを踏めばきっちり前に出るのは、圧倒的な軽さと開発陣のセンスのたまものか。随時出てくる限定車もいちいち中高年マニアの琴線をくすぐる。

1位 シボレー・コルベット(コンバーチブル、Z06含む)


V8OHVエンジンはチビりそうなほど気持ちよく、価格は欧州スーパーカーと比較すればチビりそうなほど安い。先日発表された「Z06」はレーシング直系シングルプレーンのV8DOHCで最高出力発生回転数は8550rpm。チビるだけでは済みそうにない?

文=佐野弘宗

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(ENGINE2023年9・10月号)

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