2022.06.19

CARS

盛り上がること間違いなし!! RX-7、シトロエンBX、ジャガーXJ6にポルシェ911とベンツC200のオーナーが集まって「ちょっと古いクルマを楽しもう座談会」【前篇】

RX-7、シトロエンBX、ジャガーXJ6にポルシェ911とベンツC200

全ての画像を見る

advertisement


シトロエンBXはゴルフIIに並ぶ名車です!

村上 そのR32GT-Rで前回登場した島下さん。シトロエンはその時すでに買っていたんだっけ?

島下泰久 1989年型シトロエンBX16TRS いつかちゃんと乗りたいと思っていたシトロエンBXですが、最近はこんなクルマすら中古車価格高騰中。ところが昨春、某専門店に委託で出ていたこのBX16TRSはたった35万円という値札を提げていて、思わず飛びつきました。

島下 はい。キャブレター仕様で左ハンドル5段MTのBX16TRS。89年生産の90年登録ですね。

渡辺 キャブのMTって一番良いよね。でもなんでまたBXに?

島下 GT-Rの時と一緒で、ちゃんと乗ったことがなかったんです。初代パンダと悩んだんですが、BXの相場が100万円くらいの時に、コレは35万円だった。しかも知り合いのメカがシトロエン診てたという話になって、一番の懸念が払拭されたことも大きかったですね。

荒井 買ってから壊れてない?

島下 見た目はアレだけど、走る部分には特に問題ないと言われて買って、実際エンジン周りの不具合をちょっと直したら走れるようになりました。ハイドロも大丈夫で、オーバーホールもしていないです。

藤原 昔、同じのに乗ってたからわかるけど、本当に機関やハイドロの状態はいいですよ、これ!

島下 ただ放置してあったうえに15万kmも走ってるので見た目がとにかくボロい(笑)。内装の破れがないのがポイントだったけど、室内がとにかく埃臭かった。

荒井 でも今は綺麗じゃない?

島下 ウタマロ石鹸を希釈して、リンサークリーナーで3回くらいに分けて掃除して綺麗にしたんですよ。

村上 すごいね~ウタマロ石鹸。てっきり交換したのかと思った。

藤原 鬼門のクーラーは大丈夫?

島下 つけると寒いくらいに効く(笑)。内装がガタガタしたりするけど、じっくり乗るとこれは! と思うモノがある。もっとゴルフIIみたいに名車と評価されていいと思いますよ。パッケージも素晴らしいし。

村上 でも最近見なくなったよね。

藤原 昔流行った時に、安かろう悪かろうで淘汰されちゃった……。

島下 最初、詳しい人に“どこが壊れるんですか?”って聞いたんです。そしたら全部壊れますって(笑)。そりゃあ残らないですよ。

ジャガーXJの今や貴重な6気筒!

村上 それに比べるとジャガーはまだ売り物を探せるもんね。

荒井 それがそうでもないんですよ。特にXJ6は相当少ない。

荒井寿彦(ENGINE編集部)1987年型ジャガーXJ6 4.2(シリーズIII) ずっと6気筒のシリーズIIIを探していました。2019年9月、インターネットの個人売買サイトで発見し、奥さんに「見に行ったら欲しくなっちゃうからなあ」と呟いたところ、「欲しいモノを手に入れないでどうする!」と言われ、購入しました。

渡辺 確かに12気筒の方が探せる。

荒井 僕のは87年式のXJ6。シリーズ3の最終年式ですね。19年に「エンスーの杜」を眺めてたら、綺麗な個体を見つけて買っちゃった。

島下 前からジャガーが欲しかったんですか?

荒井 ウチがガソリンスタンドで、よく来るシリーズ2のお客さんに“洗っといて”って言われて、一生懸命洗った経験があるんですよ。うわぁインテリアのほとんどが革のクルマがあるんだって、すごく印象に残ってた。あと、高校の同級生がジャガー好きでシリーズ3をアシにしていて“荒井も乗れよ”ってよく言われたの。でも無理でしょって言ったら“いやシリーズ3からは大丈夫だ”って言うんです。その彼が亡くなって、本当にアイツが言った通りなのか? と確かめたい気持ちもありましたね。だから最初から6気筒しか探していなかった。

藤原 見るからに調子良さそう!

荒井 今、走行距離は8万8000kmくらいかな。毎日乗ってるわけじゃないけど、夏だろうがなんだろうが大丈夫です。友人の言った通りアシになってる。前のオーナーの維持の仕方が良かったんですよ。

島下 初代オーナーから申し送り状がついていたんでしたっけ?

荒井 そう、エンジンの掛け方から洗車の仕方までビッチリ書かれた書類がついてきた。僕で3オーナー目なんですが、送り状の日付は2017年。つまり最初の人が30年くらい持っていて、次の人が2年くらい持ってたことになりますね。

渡辺 相当恵まれた個体ですよね。こんなのないですよ。

荒井 この前オーナー・ミーティング行ったら、XJ6は他に1台もいなかった。そして“まだこんな綺麗なのがいる”って、褒められました。

※この続きは「ちょっと古クルマを楽しもう座談会」の【後篇】で!

話す人=島下泰久+藤原よしお(まとめも)+渡辺敏文+村上 政(ENGINE編集長)+荒井寿彦(ENGINE編集部) 写真=茂呂幸正


▶「ポルシェのおすすめ記事」をもっと見る

(ENGINE2022年7月号)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement