2022.12.02

CARS

「最後を一緒に過ごせたら、クルマ人生思い残すことはない! by エンジン編集長ムラカミ」自動車評論家42人が選んだ「いま買っておきたいクルマ」2022年の総合第7位は、ドイツのあのスポーツカー!

昨年の同じ7位となったドイツのあのスポーツカーとは?

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ずっと第一級のスポーツカーであり続けている911カレラ

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911のように、たいていは魅力をスポイルする要素でしかないいくつもの現代的要件を満たしつつ、憧れ始めた時と同じように第一級のスポーツカーであり続けてくれていることが重要なのだ。ライバルは時代ごとに入れ替わる。日本車の威勢がよかった時代もあるし、最近ではそれこそ電動車とも競合する。私よりも先輩である圭さんが中学生の時から憧れ続けるということは、明言は避けるが、911は少なくとも数十年前には彼女をはじめ世のクルマ好きの憧れの対象としてこの世に存在しているということだ。

スポーツカーが存続しやすい時期もしにくい時期も、自社が好調な時も不調な時も、調子に乗って親会社を買収しようとして逆に完全に買収された時も、常に同じ車名を冠し(識別のためにコードネームで呼ばれることのほうが多いが)、リア・エンジンというメリットとデメリットが入り混じりつつも他車との部品共用を考えると足かせに違いないレイアウトを堅持してきたからこそ、現在の地位を獲得したのだろう。

そして同時に「人生の最期をポルシェ911と過ごせたら、私のクルマ人生にはもう思い残すことはないと断言できる。運転する歓びのすべてをギュッと凝縮しながら、毎日使える利便性をも兼ね備えたこんな傑作は、あと100年経ってももう出てこないだろう」と村上編集長に言わしめるように、憧れを手に入れた人の心をずっと離さない魔力ももっている。不世出とはこのことだ。

「911カレラ&カレラ4・クーペ(S、GTS含む)」現行の992シリーズは2019年からこのHOT100にはエントリーするも7位が最上位。素のカレラのスペックは全長×全幅×全高=4520×1850×1300mm。ホイールベース=2450mm。車両重量=1530kg。リアに縦置きされる3リッターフラット6ターボは最高出力=385ps、最大トルク=450Nmを発生。デュアルクラッチ式7段自動MTを介して後輪を駆動。車両価格=1503万円~

文=塩見智 写真=望月浩彦

ポルシェ911カレラにはこの12人が投票! 165点を獲得!!
編集部村上20pt+日下部保雄19pt+竹岡圭18pt+藤野太一18pt+塩見智17pt+大谷達也17pt+高平高輝15pt+河村康彦14pt+佐藤久実14pt+小川フミオ10pt+編集部新井9pt+編集部塩澤2pt(合計173pt)

911カレラに投票した自動車評論家の「マイホット20」はこちらでチェック!
◆編集部村上が投票した20台「クルマ人生の最後一台はコレ!」
◆竹岡圭が投票した20台「いまのうちに内燃機関のクルマに乗っておかなきゃ!」
◆高平高輝が投票した20台「考えすぎるな、大事なのはあなたの直感!」

◆自動車評論家42人が投票で選んだ「いま買って乗っておきたいクルマ」 8位はこのクルマ!

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(ENGINE2022年9・10月号)

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