2023.06.14

CARS

まるでナローの911に乗ってるみたいだ! トヨタ・カローラ・レビン(1974年型) ニッポンのちょっと古いクルマはどんな味?【その4】

トヨタ・カローラ・レビン(1974年型)

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国産旧車はシティポップ

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村上 時代も性格も違う4台だったけど、僕が一番感動したのはソアラ。60歳にして若き日に憧れたクルマに乗れていい記念になりました。

藤原 ちょい味見、というにもちょうどいいシステムでしたね。この4台を知るクルマ人生、知らないクルマ人生は大きく違う気がする。

村上 そう、今回の4台はどれも一度乗る価値は絶対にある。この頃の日本車って、シティポップと似てると思うんだよね。日本のミュージシャンが洋楽に影響されながら、日本オリジナルなものを作り上げていったら、こんな音楽があったの? って今になって海外から再発見されてる。それに似てると思いますよ。

村山 ソアラは衝撃でした。クルーズコントロール、オートエアコン、電動サンルーフもあって、当時の日本は頑張ってたんだって。欧州車より圧倒的に安い値段でこれができてたのってすごいことだと。



藤原 こう思うと罪深きは09年にあったエコカー補助金ですよね。あれでかなり80年代、90年代のクルマがスクラップになった。今後ああいう愚策がないことを切に望みます。

村上 ネオクラシック・ジャパニーズはシティポップのように、これからもどんどん世界から発見されていく気がしますよ。今回乗ってみて、だからこそ大事にしないといけないという気になったね。

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話す人=藤原よしお(まとめも)+村上 政(ENGINE編集長)+村山雄哉(ENGINE編集部) 写真=茂呂幸正


■カローラ・レビン(1974)
型式 TE27
全長×全幅×全高 3955×1595×1335mm
ホイールベース 2335mm
車両重量 855kg
乗車定員 5名
エンジン型式 水冷直列4気筒DOHC
総排気量 1588cc
最高出力 115ps/6400rpm
最大トルク 14.5kgm/5200rpm
トランスミッション 5段MT
サスペンション(前/後) ストラット/非対称半楕円リーフスプリング
ブレーキ(前/後) ディスク/リーディングトレーリング
タイヤサイズ(前後) 185/60R14
車両本体価格(当時) 81.3万円(税抜)

(ENGINE 2023年7月号)

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