2023.07.19

CARS

夏休み直前、とっておきのクルマ旅! シトロエンC5 Xプラグイン・ハイブリッドで鯖を食べに、サヴァ街道を行く!!【前篇】

シトロエンC5 Xプラグイン・ハイブリッドでサバ街道を行く!

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往年のシトロエンの乗り心地を再現したという注目の最新モデル、C5 Xのプラグイン・ハイブリッドで、日本海から内陸へと延びるいくつもの鯖街道を駆け抜け、各地に伝わる鯖料理に舌鼓を打った! 夏休み直前、C5 Xで行くこれぞとっておきのクルマ旅。今回は前篇として、北陸の小京都、大野、京丹後、伊根を辿る旅をお送りする。

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岐阜、福井、京都、滋賀にある5つの街道


「なんで“サバ”の旅なんですか?」隣に座る岡村カメラマンに尋ねられ、僕は数年前、取材で京都へ旅したことを話した。

コロナ・ウイルスが影も形もなく、外国人旅行者が目立つようになってきた頃、パンの旅をした。老舗パン・メーカーの多い京都の、朝からパンシェルジュというスペシャリストがサーブしてくれる町屋に泊まった。昼は地場のパン屋さんでお腹をいっぱいにした。が、さすがに夕食はパンから離れよう、と思って立ち寄った天ぷら屋で、僕は衝撃的なうまさの鯖寿司に巡り会ったのだ。高齢の店主が手間暇かけて仕込んだとおぼしきそれは、肉厚なピンクのサバの身と、口の中でさらりとほころんでいくしゃりのマッチングは見事だった。



あんな鯖寿司をもう一度食べたい。でも、どこだったらそれが叶うのか。鯖寿司というものが、そもそもどうやって生まれたのか。1つのことに興味がわくと、ひたすらそれを調べてしまう性分である。そうして古の時代からサバが日本海から京都へと運ばれた鯖街道のことを知り、京都だけでなく、各地にサバの道があることを知った。

旅の特集をやろうと決まった時に、この鯖街道のことがまず頭に浮かんだ。せっかくクルマで行くなら色々な街道を走れるだけ走りたい。そこで岐阜、福井、京都、滋賀にある5つの街道を走り、サバを使った名物料理を最低十種類食べられるプランを立てた。

そんなサバづくしの旅の相棒はシトロエンC5 Xのプラグイン・ハイブリッド。この上位グレードには、窒素ガスとオイルによる往年のハイドローリック・サスを模した新しい足まわりが設定されている。シトロエンの属するステランティス・グループ内でも共用していない、唯一の独自機構だ。日々27年オチのエグザンティアに乗るいちシトロエン好きとしては、前々から乗る機会を虎視眈々と狙っていたのである。



そんなこんなを提案すると「フランス車でサバ? それじゃサヴァ街道だね(笑)」なんていかにもベタな発言が飛び出した。フランス語の挨拶の「サヴァ ?(元気?)」に引っかけたのだろうけれど、なんだか妙にしっくりきてしまった。伝統的なサバ料理を食べて元気になろう。その伝統が培われた街道を、伝統的な技術をなんとしてでも継承しようとしたシトロエンの最新作で走ろう。いや、こじつけではない。断じてサバが食べたかっただけではない。こうして5月最後の週末、僕は一路西へと向かったのだった。

“サバ”イバルな初日

行楽渋滞を避けて東京を出たのは朝6時半。そこから中央道、東海北陸道、中部縦貫道を乗り継ぎ、福井と岐阜の県境の油坂峠まで一気に来ても、時刻は昼前だった。実は今回同行してくれた岡村カメラマンの愛車はシトロエンXM。そんな彼とクルマ談義をしていると、5時間くらいあっという間である。彼も僕も自分の車だと、休むことなくどんどん先へ先へと走ってしまうタイプだ。

そこはC5 Xプラグイン・ハイブリッドでも同じで、足を止めたくなくなる。シトロエンらしく直進性が素晴らしいのに加えて、ダンパーの伸び、縮み側ともに内部にさらにダンパーを備え、それを電動化しているセミアクティブ・サスペンションの仕立てがすごくいい。純内燃エンジンのC5 Xは純機械式で、そちらは正直ピンと来なかったが、こちらは走り出した瞬間「なんだ、できるんじゃん!」と膝を叩く出来映えだった。コンフォート、ハイブリッド(ノーマル)、スポーツと3段階にダンピングを切り替えられるが、特にコンフォートでリアがしなやかにストロークしつつ路面の凹凸をいなす感覚は、往年のシトロエンを連想させる。とはいえ、助手席の岡村さんは「上下動が短時間ですっと収まるハイドローリック・サスに比べると、揺れがなかなか収まらない感じ。強いていえばちょっとお疲れのC6と似ています」と少々辛い評価だ。

旅の初日の宿に選んだのは、ナマケモノという名の古民家を改装したゲストハウス(住所:福井県大野市篠座町7-2 TEL:090-5220-5800)。C5 X後方のトゥクトゥクは送迎用。

午後は郡上八幡から福井に至る美濃街道、現代の九頭竜川沿いに走る158号を行く。目指すは北陸の小京都と呼ばれる大野。途中、道の駅九頭竜でこの旅の一鯖目となる鯖めし弁当にありついた。素朴な味でうまいが、まだまだ足は止められない。実はこの翌日開催されるマラソン大会のため、大野の食事処や宿は貸し切りや満室ばかりだったのだ。名物の焼き鯖を狙って向かった老舗の大亀屋もなんと不漁のせいで何もありつけず、このままでは初日からサバ不足な上、車中泊である。

しかし天は我々を見放さなかった。希望の和室は満室だったが、大野のゲストハウス・ナマケモノでドミトリーのベッドを2つ、なんとか確保。後はサバだ。ほうぼう探して見つけた二鯖目は、毘沙門寿司のバッテラ風鯖棒寿司。おおぶりで肉厚なサバの味わいがなんとも腹にしみる。大野から福井まで下道で往復1時間半かけた甲斐があった。

大野では翌日に開催されるマラソン大会のため、夕食にと考えていた『鯖カツ』や『鯖そば』を出す名物店は貸し切りになっていた。しかたなく美濃街道をさらに福井まで進み、『バッテラ風鯖棒寿司』と『焼きさば棒寿司』で知られる毘沙門寿司(住所:福井県福井市上毘沙門町1-46-4 TEL:0776-41-3344)を急きょ訪ねることにしたのだが、これが大正解!!


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