2025.02.14

CARS

2025年版、2台持つとクルマはもっと楽しい! ポルシェ356Bとフォード・モデルAのオーナーのクラシックモデルの愛し方とは

ポルシェ356B(1962)とフォード・モデルA(1931)とオーナーの岡田さん。

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自動車の大衆化を図ったフォードとスポーツカーの礎を築いたポルシェ。その代表的モデルの2台、ポルシェ356B(1962)とフォード・モデルA(1931)を愛する起業家の岡田陽介さんに、米欧クラシックモデルの楽しみ方を聞いた。

毎回バラエティ豊かな2台持ちのオーナーに登場いただくこの人気企画。そのオーナー探しは編集者の手腕によるところが大きいが、舞台裏を担当のM君に聞いたところ、今回この項で紹介するオーナーは、週末にクルマ好きが集まるコミュニティが縁でつながった知人の紹介という。



そのオーナーは起業家の岡田陽介さん。ビルの壁面緑化を展開する企業の代表を務める御仁だ。その彼が所有するのはフォード・モデルAとポルシェ356Bという珍しい組み合わせ。理知的で落ち着いた印象の岡田さんが、どうしてこの個性的な2台持ちに至ったのかを伺った。

「自分のクルマとして最初に手に入れたのは、ガソリンスタンドでアルバイトしていた頃に先輩から譲り受けたトヨタ・カローラFX。4A-Gが載っていて楽しいクルマでしたね」


そこから始まった愛車遍歴は、セリカGT-R、ローバー75、シトロエンC4、プリウス、フォルクスワーゲン・ゴルフ7へと続く。輸入車時代は故障の洗礼も受けながら、クルマのある生活を満喫してきた。



「ゴルフを所有していた頃に、993型ポルシェ911を手に入れたのが2台持ちの始まりですね。993は速くて楽しいクルマでしたが、空冷ポルシェの最終型として市場価値が上がっており、積極的に乗りたい自分としては距離が伸びてしまうことに気が引ける部分もありました。そんなときに出会ったのが356Bです。このクルマは距離が伸びるのもあまり影響がないようですし、気兼ねなく走りが楽しめて、驚くほど面白い。しっかりとアクセルを踏んでいけるところがいいですね」



岡田さんの356Bは1962年式の1600。購入当初は調子が思わしくなかったそうだが、週末のドライブには積極的に活用していた。

「東京や神奈川のクルマ好きが集まる第三京浜の都筑パーキングエリアに通ううちに、知り合った方に紹介されたショップでメインテナンスをお願いしたら、すぐに直りましたね」


その後、岡田さんは356Bでクラシックカー・ラリーなどに参加。ポルシェの楽しさを堪能する一方で、イベントで見かけるブガッティやベントレーなどのより旧いモデルにも心惹かれるようになったという。

岡田さんの356Bはナンバーマッチング(車体やエンジンなどの登録番号が工場出荷時と合致)したオリジナル度の高いモデルだ。

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