2025.05.06

CARS

「ヘッドレストなしでは鞭打ちになる発進加速も可能」と菰田潔(自動車評論家)が驚いたクルマとは? 上半期注目の5台の輸入車にイッキ乗り!

菰田潔さんが乗ったのは、DS 3オペラ、マセラティ・グランカブリオ・トロフェオ、アウディSQ8スポーツバックeトロン、ロールス・ロイス・スペクター、ルノー・アルカナ・エスプリ・アルピーヌEテック・フル・ハイブリッドの5台

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今年も乗りまくりました2025年版「エンジン・ガイシャ大試乗会」。各メーカーがこの上半期にイチオシする総勢33台の輸入車に33人のモータージャーナリストが試乗! 

菰田潔さんが乗ったのは、DS 3オペラ、マセラティ・グランカブリオ・トロフェオ、アウディSQ8スポーツバックeトロン、ロールス・ロイス・スペクター、ルノー・アルカナ・エスプリ・アルピーヌEテック・フル・ハイブリッドの5台だ!

DS 3オペラ「超まろやか」

このクラスのコンパクトな高級車は世界的に見ても珍しい存在だ。車格のヒエラルキーをクルマの大きさで決めていないところがフランスのパリ育ちのDSらしくて良い。

アウター・ドア・ハンドルは空気抵抗を減らすためフラッシュ・サーフェスに。コストをかけても理想に近づくためだ。後席ドアはパネルの一部が窓側に盛り上がり、DS 3のデザインの個性になっている。

DS 3オペラ

室内はいたるところに菱形や四角が散りばめられ、知らないで乗り込んでもDSだと分かるほど。

DSはシトロエンの血筋が濃いはずだ。シトロエンの高級車としてのサブ・ブランドがDSだったから。その血筋は走りの味で感じさせてくれる。1つは乗り心地で車重たった1330kgのコンパクトカーとは思えないまろやかさだ。舗装の継ぎ目のハーシュネスもうまくいなしてくれるし、角張った振動は伝えてこない。

もう1つはハンドル応答性の優秀さ。微小舵から遊びのないリニアな反応と手応えで、ドライバーが狙ったラインを正確にトレースしてくれるから運転が楽しくなる。

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