2025.07.09

CARS

純内燃エンジン&6段MT! ラリーの世界へのエントリー・マシン イプシロンに「HFレーシング」が登場 さらに“あの名”も復活!

“HF”に加えて“インテグラーレ”も帰ってくる!

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ランチアはイプシロンにラリー・カーのエントリー・マシンである「HFレーシング」を公開した。

手頃で楽しそうなマシンのお披露目とともにあの栄光の名前の復帰が発表に!


HFレーシングに搭載されるエンジンは1.2リットル直列3気筒ターボで、最高出力/最大トルクは147ps/240Nmを発揮。

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トランスミッションは、ギヤ比をショート化した6段MTで、機械式デフを組み合わせる。



シャシーやボディは格上のラリー4と同じもので、国際格式に適合する、ロールバーや安全システムも装備。FIAのレギュレーションを満たす安全性を備える。





サスペンションもラリー4と同等で、ブレーキは前302mm/後290mmディスクや、機械式ハンド・ブレーキを採用。運転席やダッシュボードのデザインも、ラリー4からの流用だ。



ここからラリーのキャリアを始めるドライバーが、運転技術を鍛え磨いていくことを想定したラリー6規定のマシンであり、俊敏でハイ・パフォーマンスながら、運用コストを低く抑えるべく開発されており、3万8900ユーロ(約661万円)で販売される。

ランチアは昨年、最高出力215psの1.2リットル3気筒ターボと、競技車両用トランスミッション・メーカーであるサデブ製の5段MT、次世代型の機械式LSDを積んだ「ラリー4 HF」もリリースし、ラリー・フィールドへ本格復帰。さらに、公道向けスポーツ・モデルのイプシロンHFとイプシロンHFラインも発表している。



この、ランチアの高性能モデルに与えられるHFの称号は、ドライバーの操縦へ忠実な走りをイメージしたハイ・フィデリティの略。オーディオなどに用いられるHiFiと同じ意味合いだ。



今後は2026年登場の上位モデル、ガンマなどにも展開される予定で、さらにデルタでは往年のファンには感涙ものであろう「HFインテグラーレ」の名が蘇るという。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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